第8日目
シントラ・ロカ岬観光。岬というと何処でも同じで日本の岬の雰囲気と似ている。狭い道をはさんで軒を連ね、老人や子供が屯する。歪路を通り抜けると四面に眺望が開ける。
一軒のみやげ物店と、役所の事務所。大西洋最西端訪問証明書の発行を受ける。記念写真を撮る。大西洋を寫す。ただ蒼い海と青い空だけ。吹きっさらしの広場。地に這うように生える大形の松葉菊。独りでヨーロッパを回っているという青年に出会う。彼は此処からどうやって街まで帰るのか?
午後は発見記念碑ベレンの塔など見物。街道を行くで「テイジョ川の貴婦人」と書かれただけ有って、流石に美しい。記念写真。太平洋戦争終了後植民地は次々独立され、大航海時代の懐かしいむが如き海の男の記念碑。
みやげ物店にも行く。店員の女の子実に利発。エスクエードを日本円に換算、日本円をエスクエードに換算。釣り銭を自在に操る。電卓を見ていたが操作に誤りはなかった。(日本の小学生でも出来る事を感心していてはしょうがないが、スペインでこれが出来ない店員を見て仕舞ったから、ついつい感心してしまう)
夕食はポルトガル民謡フアドを聞きながら一時を過ごす。民謡という呼び名に相応しくゆったりとした歌声。モンゴルの踊りのような輪になって踊る踊りもあった。ただ良く見ていると、手振りは単純で同じ動作の繰り返しで、小学生のスクエヤダンスの様なもの。
下手なのから順次上手な歌手や踊り子で、4組で一回りしたようだ。何れにせよ心を引きつけるものでも無いので、一通り見たら飽きて席を立った。
ロカ岬・シントラの王宮・ベレンの塔・発見記念碑・コメルシオ広場・フラド
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水のある風景
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ベレンの塔
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発見記念碑
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ジエロニモス修道院
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樹齢20年程の植樹された林 麓には水溜まりもある